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歯の神経を抜いてはいけません!!

歯の神経はとても大切です。

歯は残したほうがよいというのはご理解いただけると思います。しかし、抜いても入れ歯や差し歯、インプラントをすればよいとお思いではありませんか?むし歯の治療で、気軽に歯の神経をとっちゃいますね!なんていう歯科医師もいますが、歯の神経を残すことは本当に大切なことなのです。

神経の有る歯と無い歯では何が違うのでしょうか?

歯の神経がなくなると、歯が温かい・冷たい・しみる等が感じられなくなります。ですから、神経の有る歯より感覚が鈍いので、気づいた頃には神経の有る歯より虫歯が広がっていて状態が悪いことが多く見受けられます。

そして、神経がなくなった歯は通常、根にお薬を入れて治療されています。この状態の歯は健康な歯にくらべて乾燥してしまいますので、神経の有る歯より歯がもろくなり割れやすくなってしまいます。そして、割れてしまった歯の多くは抜歯されてしまいます。こうして、歯の神経が無くなると歯が抜かれてしまうまでの期間が短くなります。個人差はありますが、失った歯が増えるほど残った歯の負担が増えて、残った歯が割れたりしてダメになる速度が速くなり、どんどん歯が無くなっていく傾向があります。

一番は「定期的な歯科健診」です。

虫歯で神経が無くなり、ついには歯を抜かれてしまうような悪循環にならないようにするためには?

大事なのは、定期的の歯科健診をして歯の磨き方を習ったり、虫歯を作らせないこと。そして虫歯を大きくしない事。(きっぱり)

その為には、ご自分でお口の中をコントロールできることが大切です。そして、虫歯が出来ても大きくなる前に治療することが出来れば大掛かりな治療にならずに済んでしまうことが多いのです。

また、しっかりと磨く事で、小さいを虫歯を消してしまう事もあるんですよ。

定期健診で歯磨きの仕方を振り返っててみたり、お口の中のメンテナンスをしてみませんか?予防に勝る治療はありません!

 

当院のコダワリ・ポイント

では、現在すでに虫歯が大きい時はどうすればよいでしょうか?

他の歯医者さんで歯の神経を保存できないような状況と言われても諦めないでください。患者さんご自身も出来ることなら神経を抜きたくないと思われる方もいると思います。

その様な時に当院で適用しているのがMTAでの治療法です。これは、MTAと精製水をある配分で混ぜて神経、もしくは神経の近いところに塗ることで虫歯のばい菌を殺し、神経のある歯は、神経を取らないで済みます。強いアルカリ性がばい菌を殺し歯の神経を保存できるようになります。神経の炎症状態を見極めないといけないので、ちょっと難しいです。使い方は・・・秘密です。ごめんなさい。

ちなみにマイクロスコープは必須アイテムです。

このお薬を使う事で歯の神経を残し、20年,30年後もご自分の歯で元気に生活できるよう、今ある歯を残していくため大きな助けとなっています。

ただ1つ残念な事ですが、MTAを使用する治療法は、現在保険診療には適応されていません。従って、被せる歯の詰め物も自由診療になってしまいます。

 

 


歯の減りの治療とナイトガード、リカンタリング

ナイトガードについて

ナイトガードは、就寝中である夜(ナイト)に歯ぎしりを予防(ガード)するためのマウスピースの呼び名です。

ですので一般的な歯科医院のナイトガードは、歯ぎしりの防止、歯ぎしりによって歯周組織への過度の負荷がかからないようにすることを目的としています。歯ぎしりは、食事をする際の2倍の力で噛みしめているともいわれています。当院のナイトガードは、その目的と考え方がちょっと違います。

歯ぎしりの原因で、唯一わかっているのはストレス(現代の悩ましい社会では仕方ない事なのですが。)です。後は、噛み合わせの問題もあるでしょう。おそらく様々な原因があり明確な答えを出すのは難しいと思います。

歯ぎしりは就寝中に起きるわけですが、REM睡眠中、つまり浅い眠りの時に起きるといわれています。歯ぎしりの原因としてあげられているストレス、そして夢が関係しているのでしょうか。歯ぎしりをやめたい、と言いましてもこれは現実的に難しい事です。

そもそも歯ぎしりって悪いことなのでしょうか?

実は、程度の差はあれ、人間は皆歯ぎしりをしているのです。モノを噛む筋肉というのは、無意識に動く筋肉も含まれています。

歯ぎしりが気になる、という方は、ご自身での自覚でなく、ご家族や恋人に「うるさい」と言われたためではないでしょうか。

人間が無意識に行っている行動には、必ず意味があります。歯ぎしりをすることにも意味があるはずです。近年よく言われているのが、睡眠中に胃から喉に向かって上がってくる胃酸を中和するために唾液を出すために、歯ぎしりをするという説です。逆流性食道炎の人は、歯ぎしりをよくするといいます。逆流性食道炎を抑える薬を服用すると歯ぎしりが減ったという話もあります。

確かに理にかなっていると思います。であれば、自己防衛本能に基づいた行動、つまり歯ぎしりはよいこと、といえますね。しかし、歯ぎしりは、体の不調を訴えるサインともいえますね。

よい歯ぎしりと悪い歯ぎしり

歯ぎしりが人間が睡眠中に行う生理現象であっても、奥歯がすり減って平たくなってしまうような歯ぎしりは歯にとってよくないことです。それに、そこまで力が強いとなると、顎、首、肩に相当な負担がかかっていることでしょう。歯ぎしりが実は肩こりの原因ということもありえるはずです。

歯ぎしりの仕方に問題がある場合、その原因はおそらく歯ではありません。先ほど述べたストレスであったり、胃酸過多の可能性もあります。遺伝が原因説もあります。本当の原因はわかっておらず、人によって様々な原因があるのでしょう。人によって異なるとはいえ、原因がわかり解消されたら、ひどい歯ぎしりはしなくなるかもしれません。

歯に過度の負担をかけない歯ぎしりは、よい歯ぎしりともいえると思います。

歯をすり減らしてしまうような強い歯ぎしりは、悪い歯ぎしりともいえるでしょう。

例えばですが、高価な詰め物、被せ物(クラウン)をされている方、インプラントで高価な被せ物を入れていらっしゃる方、歯ぎしりが原因で割れたり、欠けたり・・・なんてこともあるかもしれません。

歯科医師として出来ることは、歯の減りを予防するための提案です。

仮にストレスが悪い歯ぎしりの原因だとしても、歯科医師としてストレスをとることはできません。食生活や生活リズムの改善を奨めることは出来ても、これは誰でも言えることです。

歯科医師としてできることは、歯ぎしりによる歯の減りをできるだけ少なくするということです。

それがナイトガードです。当院のナイトガードの目的は、歯ぎしりの予防ではなく、歯の減りを無くしていくこと。これに尽きます。

夜、寝ていて食いしばったり、歯ぎしりをすると、上下の歯が強い力で擦れて行きます。 つまり、歯はどんどん減っていきます。減ると奥歯は段々と平らになっていきます。また、同じように前歯も減ります。

歯周病や虫歯も高度な治療方法や予防処置により抜歯することなく残すことができる様になった現在、将来の歯の健康を考えた場合、気になるのは上下の歯の減り方です。

歯というものは、人間だけでなく動物もみな同じなのですが、徐々にと減っていくものです。 ですから、それを少しでも減らそうというのが、当院のナイトガードの本当の目的です。

食いしばりや歯ぎしりによる歯の減りを軽減させるために夜間の就寝中にナイトガードを装着していただきたいですね。

当院オリジナルのナイトガードは、常にきちんと全部の歯が当たる様に調整されています。勿論、一定の期間を設けての点検も行ないます。

ナイトガードが、顎の関節症状の改善にも繋がる場合も見受けられます。(これは、経験から来るものですが…)

ここで余談ですが、人の歯の硬さは、実は、鉄よりも硬いのです。歯の表面のエナメル質は、ほぼ水晶と同じ位の硬さなんです。(ちなみに硬さを表すのに、モース硬度というのがあります。鉄のモース硬度は5,歯のエナメル質は、硬度7です。硬度10は、ダイヤモンドです。つまり歯は硬いんですよ。)

顎の関節症状の改善も少しは期待できるという意味でも、歯の減りを軽減する目的では、ナイトガードをお薦めします。ナイトガードが歯の減りを少しでも減少させてくれたら幸いです。

人間の歯の中で一番大切なのは、ズバリ「奥歯」です。

奥歯は前歯に比べて頑丈と思われがちですが、なんと前歯とくらべて平均寿命は約10年も短いんですよ。ものを噛むときに奥歯にかかる力は体重と同じくらいです。奥歯一本失うだけで、噛む力は一気に落ちます。つまり、食事の消化、吸収にも悪影響がでます。そして、噛む力と脳は密接な関係にあります。歯の残数と認知症の関係も近年では多く報告されています。奥歯を失うと、体全体に影響が出る、というのは言い過ぎではありません。

最後に忘れてはいけないのは、奥歯は顔の表情をつくる上でも重要です。顔の輪郭を形成するのは顔の筋肉です。しっかり噛むことができれば、顔の筋肉も衰えません。表情や笑顔にハリを与えるのが健康な奥歯です。

そんな大切な奥歯を、出来るだけ永く残してあげたいのです。

では、減った前歯は、どうなるの?

前歯は、奥歯と同じように減ると薄くなります。(奥歯は平らになりますが上の前歯は、裏側が減ります。)

薄くなった前歯は、欠けていきます。これは、結構みっともなくなります。(きっぱり)そこで、当院では、リカンタリングという治療をしています。

リカンタリングという治療は、薄くなってきた前歯を削って、厚みを出し、隣の歯と切端を並べる治療の事です。(審美歯科治療としては、定着しています。)外国人の人で、前歯から糸切り歯の手前まで、真っ直ぐ綺麗に並んだ歯をみる事がありますよね。

この治療の作業をリカンタリングと言います。つまり、前歯を削って厚みを出す作業です。

特に、肉食系の外国人は、前歯で肉を食いちぎる為に、薄くなる前から、前歯の先を削って厚くしておく場合もあります。歯を削って並べるのが良いとされている人も多いようです。(文化の違いもありますが、海外では、ギザギザの歯は幼いと見られて、嫌われています。)

最近、日本でも外国人の真っ直ぐに揃った歯を羨ましく思う人も多くなってきています

でも、前歯も出来れば、リカンタリングしたくないですよね。

歯を減らさない様にしましょう。

 

 


歯磨き粉は必要?歯科医師による歯の磨き方

誰も教えてくれない歯磨きのウソほんと

歯の磨き方は、人それぞれです。

おそらく、強くゴシゴシ磨けば良いであろう、とお思いの方が多いことでしょう。

実は・・・歯科医師である私も、昔はそう思っていました。

でも、実は強く磨くことはNGなのです!

強く磨きすぎるとは大事な歯が削れてしまうのです。歯ブラシ・歯磨き粉だけではなかなか汚れが落ちないことも多いので歯が削れることは想像しにくいと思いますが、はい、削れます。歯が削れてしまうと大きな溝が出来、その溝は、やがて亀裂になっていきます。これでは、良い磨き方どころか歯にとって悪い磨き方です。

歯の良い磨き方とはどんな磨き方?

残念ながら、正しい歯の磨き方はコレ!といった正しい方法は、ありません。

その理由は、歯並びやお口の中の大きさなどが、みんな様々なので、ないと言わざるえません。人間の数だけ、その人に適した歯の磨き方があります。ですから、私の歯科医院では、患者さん担当の歯科衛生士が、患者さんのお口の状態に合わせた歯磨き指導を行っています。

正しい磨き方はなくても、歯磨きをする上で大切なポイントはあります。

なるべく、長い時間をかけて、歯ブラシをお口の中に入れていること、これは大切です。

口の中に歯ブラシが長い時間あることで唾液がたくさん出ます。そして磨くことに関しても大体全部の歯に当たるように細かく磨くためにはどうしても時間が必要です。

また、歯と歯の間は、どうしてもくっついているので、デンタルフロスという糸が必要になります。歯ブラシとフロスで、約15分位していると、まあ磨けている、という実感が湧くはずです。

ですが15分は長いです。

そこまで時間かけて磨いている方は、ほとんどいないはずです。

そこで、近年流行っている電動歯ブラシで歯みがきを使用するという手もあります。最近の電動歯ブラシはお口の中に入れるブラシの大きさが小さいものも選べる様になり、大変使いやすくなっています。さらに音波振動で汚れが取れる様になり、重さも昔に比べて軽くなりました。勿論、防水、お風呂に落としても大丈夫です。歯に当てるだけで、自動で往復運動してくれる製品も出ています。さらには、スイッチに切り替えて、色々な回転調節が出来る様にまでなりました。

当院でお薦めしている電動歯ブラシの基準は、

  1. ブラシのヘッドの向きの調整できる。
  2. ブラシの重さが軽いこと。
  3. 防水、耐久性に優れている。
  4. 回転、振動の調節が出来る。
  5. 往復運動機能の搭載。

つまようじでシーハーすることについて

ここで、一言。つまようじは、お勧めは出来ないです。つまようじを使うと大きな汚れは取れる感じがしますが、小さな汚れを歯肉の中に入れてしまう事があります。

一般的な普通の歯ブラシについて

さて、では従来の歯ブラシは、どうでしょう。

歯ブラシのヘッドの大きさは下顎の前歯4本の横幅分と言われています。
子供さん達にも、それぞれ下顎の前歯4本の横幅分の歯ブラシを使う事をお薦めしています。

昔、海外から歯ブラシを買って来てくれた患者さんがいたのですが、その歯ブラシはとても大きなものでした。歯ブラシの毛がついている部分だけでも、5センチ位、当然お口の中には全部は入りません。つまり,なるべく毛のついた部分を大きくして短時間で磨こうとしたアイデア商品なのでしょう。その頃の日本での歯ブラシ事情は、ちょっと海外とは逆で、なるべく磨きやすいように、小さいものをお勧めしていました。

実際に、私も使ってみましたが、小さいのは確かに細かく磨けるのですが、磨いた実感というものが、歯ブラシが小さいと感じにくくなる様な、気がします。

では、ここで、マイ歯ブラシ。私は、今までずっとバトラーの#211を使っています。でも、私も歯科医師、当然のことながら本当に色々な歯ブラシを使いました。勿論電動歯ブラシもです。電動歯ブラシは、昔は、充電時間の長さが短かったり、重さが重すぎて疲れてしまったり、長い時間磨いていることが出来ませんでした。今は改良されてよりよいものが出てきていますが、やはりバトラーの#211を超えるものには出会えておりません。

高倉歯科マインドクリニックの院長推薦の歯ブラシはバトラーの#211

この歯ブラシの逸品といえるバトラー#211を、ぜひ、おためしください。

大きなスーパーやドラッグストア、アマゾンなどの通販、どこでも手軽に買えるはずです。

歯科医師として自信をもってオススメできる歯磨き粉

私は、使いません(きっぱり)

全て自分の口にあるだ液のみで磨きます。歯磨き粉には、余分な研磨剤が含まれて要る為、歯が削れてしまいます。また、発泡剤といわれている泡も出る為、なんか、うがいをしなければ、汚い感じがします。

私は、なるべくならそのまま飲む様にする時もありますが、最初に、歯ブラシをちょっと水で濡らしてからお口の中へ。後は、そのまま磨き続けるのです。たまったつばは、やはり出した方が良いでしょう。
(ちょっと汚いかもですが。もともとお口の中にあった汚れですので、理論上は多少飲んでも大丈夫だと思われます。)

勿論、歯科医師でも虫歯になります。でも、しっかりと磨けば虫歯の進行を食い止められます。

だからこそ歯ブラシは必要です。歯磨き粉はいりません。大切なのは磨き方。歯の磨き方は、プロに習うのがベストです。予防歯科にかよって定期健診と合わせて歯の磨き方を学びましょう。定期的に通うことで、磨き方の癖などもわかります。気をつけるべきポイントがはっきりするので効果的なのです。


口臭の原因となる親知らず

親知らずが臭い?

誰もが気になる「お口のニオイ」…虫歯や歯周病が原因だったり、舌の汚れ、加齢によるもの、、、免疫力の低下、膿栓(臭い玉)と様々な要因があります。しかし、その口臭の原因は、実は、親知らずがかもしれません。

親知らずが臭い?これは、どんな時だと思いますか?

正常に生えて来る親知らずでも臭う事があります。

これは親知らずに歯肉が被さっていることが主な原因の可能性が高いです。

歯肉弁このような状態です。左の図では親知らずの上に歯茎が被さっていますが、横に被さっている場合もあります。これを歯肉弁といいます。歯肉弁と歯の間に食べ物のカスが入り込んで発酵するのです。

とは言いましても、隙間なんてあるの?と思われる方もいらっしゃることでしょう。この隙間は、親知らずの頭の表面がつるつるではなくギザギザしている(細かい凸凹がある)ためです。これは、親知らずに限らず生えたての歯の表面にみられる特徴です。

ですので、歯肉が乗っかている親知らずは、中に食べ物のカスがたまりやすくなります。(ギザギザでなく、ツルツルならば、まだ良いのですが)

そうして溜まった食べ物のカスが発酵して臭いを出すのです。これはプラーク(歯垢)と呼ばれているものですので菌が繁殖します。つまり虫歯になる可能性が非常に高いということです。この親知らずと歯肉弁の間の汚れは、いくら歯みがきをしてもキレイにするのは困難です。ただでさえ磨きにくい場所ですしね。無理に磨いてしまい、逆にお口の中をキズつけてしまうことにもなりかねません。ですから口臭の原因となっている場合は歯医者さんできちんと処置をしないと解決できません。

そして、勿論、発酵するわけですから化膿もして来ます。それがまた、親知らずの痛みに繋がります。 そう、痛いのです。そうして今度は、親知らずが膿を持ってくるのです(智歯周囲炎)。

歯肉弁以外にも親不知は基本的に歯周ポケットが深く、生え方が中途半端なことがほとんどなので、となりの大臼歯との隙間も大きく汚れがたまりやすい、そして汚れが取れにくいので口臭の原因になります。

私の経験上、3回位までは、薬(投薬)でしのげます。 3回以上は、ごめんなさい。ダメです。お薬(投薬)も効かなくなります。 特に横に生えてきた親知らずは、頭が出た反対側に膿をためます。

臭いがでたら要注意です。(きっぱり)

ところで、先ほど出てきた智歯周囲炎ですが・・・

智歯の歯冠周囲粘膜(しかんしゅういねんまく)が赤く腫れ、痛みと膿(うみ)が出てきます。激しい痛みや腫れで口が開かなくなり、のども痛く、物を飲み込めなくなります。さらに発熱や食欲不振、全身倦怠感(ぜんしんけんたいかん)などの症状が続きます。炎症をくり返す間に、体調の悪いときに重なると重症になります。炎症の範囲はのどの奥から顎下部(がくかぶ)、さらに頸部(けいぶ)から胸部にまで広がり、死につながることがあるので注意が必要です

引用元:http://kotobank.jp

口臭が気になったら歯医者さんへ!!!

親知らずによる口臭の話でしたが、もちろん口臭の原因は様々です。口臭の原因の6割は舌の汚れと言われており、これを舌苔(ぜったい)といいます。わかりやすく言うと、お肌の垢、頭皮のフケと同じで、お口の中の汚れが舌苔です。舌苔は、お口の中の粘膜の細胞が剥がれ落ちて舌のヒダに溜まったものです。これは腐敗しますので悪臭を放ちます。

歯みがきの際に舌を磨いたり、ベロ専用のブラシもありますが、本来は食事の際にしっかり噛むことによって舌を綺麗にします。噛んで食事をすることは、消化の面だけでなく舌をキレイにするのです。だからこそ歯は大事なのです。

知ると恐ろしい、口臭の臭いの原因物質

口臭の嫌な臭いの原因物質のうち最も割合が多いのは、実は硫化水素です。硫化水素は、火山や温泉で嗅いだことある方が多いであろう、あのニオイです。腐った卵の臭い、硫黄の臭いと思われる方が多いと思います(実際は硫黄自体は無臭です。)。

硫化水素(H2S)・・・毒ガスです。濃度が高ければ死にます。猛毒です。硫化水素自殺が流行り社会問題にもなりました。

しかし、口臭で発生する量はごくごく微量です。しかも呼吸をする上で体内に入る際は薄まりますので問題は一応ないということになっています。でも、たとえ微量でも体へ与える悪影響はゼロではありません。硫化水素は、癌の発生原因である活性酸素を増やす、細胞のDNAを分断する、なによりも歯周病の原因となります。ですから、口臭が気になったら歯医者さんへ行きましょう

親知らずが原因による口臭を何とかするには、親知らずを抜くしかありません。

歯は本来残すべきもの、これは絶対です。しかし、親知らずだけは例外です。ひょっとしたら、何百年後という遠い将来、人間には親知らずは生えないかもしれません。そういう存在なのです。だから現在では、生えない人もいますし、生えても真っすぐな人は少ないです。少ししか生えなかったり、向きが斜め、真横だったり、歯茎の下に潜ったまま変な方向にはえて隣の奥歯をおしてしまったり。。。ですので、悪影響を与える可能性が低い生え方をしている親知らずでない限り、本来は10代〜20代前半と比較的早い時期に親知らずを抜いておいたほうがよいのです。親知らずが口臭の原因ならば、根本的な解決方法は抜歯しかありません。

抜歯、つまり、歯を抜くということは、恐怖ですよね。想像するだけで痛いです。歯を抜いて、痛みと腫れがひかなくて地獄のような日々を過ごした人が身近にいたのなら尚更でしょう。でも、ちょっと安心して下さい。痛くない抜歯方法はあります。抜歯は技術力が問われますので、歯を抜く場合は、お住まいの地域の歯医者さん情報をよく調べてみましょう。痛みなく歯を抜いてくれた、抜いた後も全然平気だった、そのような歯医者さんはきっとあると思います。ちなみに私の歯科医院「高倉歯科マインドクリニック」は、東京都世田谷区の明大前〜下高井戸エリアにあります。もしお近くにお住まいでしたら、ご相談下さいね。

親知らずの抜歯後の臭いについて

親知らずを抜歯した後、臭いがきつくなりがちです。

考えられる原因は2つあります。

① 膿

抜歯した後にできる穴を抜歯窩といいます。この抜歯窩は傷口です。抜歯窩はすぐに血餅で満たされ2,3日で傷口は小さくなり、1週間前後で閉じるものなのですが、この期間中に臭いが発生するのです。つまり、傷口に白血球やリンパ球が集まり細胞の修復が行われるのですが、その中で死滅した血液細胞が膿となります。その膿が臭いを出します。

② 歯の汚れ

抜歯したところ以外で噛むようにしたり、痛む傷口を守るために歯みがきも不十分になります。これは仕方のないことです。しかし、必然的に歯に汚れが付きやすくなります。この汚れが発酵して臭いがします。

①と②の相乗効果で臭いが更にキツくなります。

抜歯後の傷口が完全に治癒すれば臭いはなくなります。1週間〜2週間の我慢ですね。

でも、親知らずの抜歯後の臭いを防ぎたい…

つまり、抜歯後の傷口の痛みがなく、化膿も抑えることができれば・・・ニオイは防げるということです。

当院が行っている「痛くない抜歯」治療は、抜歯後の臭いを抑えるという点についても有効な治療法といえると思います。

⇒ 痛くない抜歯方法 

抜歯治療にかかる費用

抜歯の治療にかかる料金ついては、高倉歯科マインドクリニックの費用例のページをご覧下さい。自由診療(保険適用外)の費用例を2つ説明しています。

⇒ 抜歯の治療費 


天気と歯の痛みについて思うこと

古傷が痛むと雨が降る

雨が降ったり、台風がくると頭が痛い、肩がこる、体調が悪い・・・当院にこられる患者さんから聞くことがあります。私自身も経験があります。みなさんもきっとあることでしょう。

日本では昔から「古傷が痛むと雨がふる」といわれています。

天気が悪いと体調不良になる、歯が痛くなる人、疼く人もいます。お天気と体調は深い関係があるのは間違いないのですが、歯科医師の視点から、お天気と歯痛の関係についてちょっと考察してみたいと思います。

天気予報は各地の気圧の測定結果に基づきます。

まず最初に気圧について簡単に説明します。

気圧とは、気体の圧力の意味ですが、一般的に空気の圧力である大気圧のことを気圧と呼びます。これは空気の重さによる圧力です。上に乗っている空気の量により変わりますので、地表からの高さ、空気の動きで変化します。

気圧はよく高気圧、低気圧と表現します。気圧が低いということは、わかりやすい例ならば、高い所です。山の上や飛んでいる飛行機の中です。上にいけば行くほど気圧は下がります。

ちなみに、気圧は海面上を1気圧とします。海面上が高度0mだからです。そして1気圧=1,013hPa(ヘクトパスカル)と定められています。このヘクトパスカルという単位はテレビの天気予報でもお馴染みでしょう。

全国各地、海上、外国で測定される気圧の数値(海上の場合に換算)を、地図上に記し、同じ数値を線で結んだものを等圧線といいます。等圧線が描かれた図を気圧配置図といいます。

風というのは、気圧の高いところから低いところに流れ込むためにおこります。風が吹く、というよりは、吸い込まれる、という表現が適切です。つまり気圧配置から風向きが予想されるわけです。

このように、風向きや大気の温度、状態から予想されるのが天気予報で、そのもとになっているのは気圧なのです。

体調に影響を及ぼすのは、天気の良し悪しではなく、気圧の変化です。

日本人にとって悪天候の代表といえば台風です。台風というのは熱帯低気圧です。ハリケーンやサイクロンも同じ熱帯低気圧です。発生する地域によって 名前が異なります。台風の強さは風速と大きさで表現されますが、中心気圧の数値も天気予報では示されます。昔はミリバール、今ではヘクトパスカル (hPa)という単位です。台風の強さというのは風速や大きさによりますが、中心の気圧の数値が低いほど強いといえます。台風の周りと台風圏内の気圧の差が大きければ大きいほど、それだけ風が強くなるというわけです。

台風がくるということは、台風のエリア内では気圧が下がるということはご理解いただけたと思います。

一般的に、気圧は、10m高くなるごとに大体1hPa下がります。ですから、 例えば台風の中心気圧が950hPaというこのは、地上630mの高さの場所と大体同じ気圧ということです。この高さは、東京スカイツリーの高さ(634m)とほぼ同じですね。

では、東京スカイツリーの展望台まで、エレベーターで一気に上がると・・・多くの方が経験あると思いますが耳がキーンとなったりしますね。これは鼓 膜の内側と外側の気圧のバランスが崩れるために起こるもので航空性中耳炎といいます。中耳炎という名前ですがこの場合は炎症ではないのでご注意を。これは鼻をつまんでつばを飲み込んだりして耳抜きすれば治ります。

山ではどうでしょう?富士山は標高3,776メートル。山頂では約377,6hPaも地上より低くなっています。地上の3分の2ほどの気圧しかあり ません。山で体調が悪くなるといいますと、まっさきに思い出されるのが高山病だと思います。高山病ときくと、高いところは酸素濃度が薄いから・・・じつは 富士山の山頂も地上も酸素の濃度は変わりません。大体21%です。しかし、気圧が違うので、空気の密度自体が低く、単位容積あたりの酸素が少ないのです。ちょっとややこしいですね。

気圧の変化で体調に変化が出ないほうが不自然な気もしませんか?。

では、歯が痛むことはあるのでしょうか?

歯科の専門用語で、航空性歯痛という言葉があります。長時間飛行機に乗っていると歯が痛くなることがあります。飛行機の機内は、常に約0.8気圧と地上よりも20%低い気圧にに保つように設計されています。航空性歯痛は、上顎洞とよばれる鼻の両サイドにある頭蓋骨の中の空洞部分の内圧が増すことで、歯の神経を刺激するために起こるものとされています。実際に歯に問題があるわけでなく、歯が痛いと感じる神経を刺激してしまうこともあるのです。

Maxillary sinus

ですから、天候の変化で歯が痛くなることは、確かに、あると思います。しかし、天気が悪くなって歯が痛くなったから歯医者にいく人は少ないと思います。おそらく一時的な痛みでしょう。

気圧の変化による体調不良というのは、気圧が変化することで神経(特に自律神経)に影響を与えるためといわれております。もちろん歯の中には、歯髄とよばれる神経がありますので、そこが影響を受けて痛みを感じることがあるのかもしれません。

スカッと晴れた青空を見れば、気分は爽快になりますが、どんよりと暗くたちこめた雲をみればテンションが下がる人が多いように、目で見たものも、つまり視神経を経由し、気持ちに影響を与えます。匂いも同じです。ですから気圧と神経について掘り下げるとキリがありません。歯科医師の視点から、もう少し単純に考えてみたいと思います。

歯の内側には空洞があります。

一般的に歯の神経として知られている部分は、歯髄といいます。歯の断面図をご覧になられたことがある方は少なくないと思いますが、歯髄があるところが空洞になっていると思われている方はきっと少ないでしょう。

歯髄腔

この歯髄腔の中の気圧は、普段は外の気圧と一定になるように保たれています。急激な気圧の変化があれば、歯髄腔の中の気圧と差が生じてしまいます。気圧が低くなれば、歯髄腔の中の気圧が高くなってしまいますので膨張しようとします。その場合、歯の神経が入っているところなわけですから、痛みにつながる可能性はあります。

とはいいましても、歯は固いので健康な歯であれば、気圧の変化は受けにくいものだと思います。

では、気圧の変化で歯が痛みやすい人の歯はどのような状態なのでしょうか?

むし歯の治療している歯は、金属ないし樹脂にて削った部分を覆っています。

虫歯を残していると・・・虫歯菌にとってお口の中は最高の環境です。温度、湿度、栄養分と菌が繁殖するのに好条件です。だから、詰め物にちょっとでも隙間があると、中に入り込みこみ、また虫歯を作ります。でも表面は金属、樹脂などで詰められているので、わかりにくくなっています。

また、何もしていない天然歯の場合、虫歯などがあると、そこには隙間が出来ます。その隙間に空気や虫歯菌が入り込みます。昔は、虫歯菌は穴を開ける時、工事をしているとかいわれていました。現代では、その理論も多少違ってきまして、虫歯菌がコロニーというバイオフィルムを作ってその中で生活しながら、穴(歯科用語で実質欠損といいます。)を作るといわれています。穴というより歯の質を溶かすと言ったほうが正解かもしれません。溶かすのですから、当然柔らかくなります。柔らかくなるので密度も低くなりますね。そうなると更に溶けてしまうのです。そこで出来るのが、先程でてきた実質欠損です。
穴が空いた部分は、仕方がありません。取り敢えず痛くないのならば、歯医者さんに行くのも嫌な事だし、様子をみているとします。

さて、話を歯の種類に戻します。

神経を処置した歯とは、わかりますか?

歯には、歯髄と呼ばれる神経があります。その歯髄は、根管といわれている長い管とも繋がって知覚と呼ばれる神経に繋がっています。神経が残っている歯で、歯が痛くなるということは、虫歯で痛くなるので、かなり進行した状態です。

今では、神経に達する虫歯でもMTAと呼ばれる材料が神経を残してくれます。では、虫歯菌で侵されて痛くなってしまった歯は、残念ですが、神経をとってしまうことになります。神経を取るというのは、歯髄といわれている部分と根管といわれている管の部分までの範囲です。全部ではないのです。神経を処置した歯でも咬んだら感じますよね。神経を取るのは、その手前までなのです。

それ以上神経を処置してしまいますと、当日、神経を処置したのに痛くなる事があります。俗にいう打診という嫌な感じが残るといわれています。勿論、その手前まででも起こる場合もありますが。

物を咬んだら噛んだ事がわかる組織、感覚受容器というものがあります。それが丁度神経の先(歯科では根尖と言います。)まで、お薬を入れて行く事を根管治療といわれています。

歯の神経の頭、歯髄は、直ぐに削り取れますが、根管といわれる管は別です。長い根管では、20ミリ(約2センチ)位長いのもあり、また、曲がったりしているのもあります。

ズバリ、根管内の神経を取ることは簡単なことではありません。難しいのです。

でも現在では、神経を機械で一気に取りさる方法が確立されています。

ここからが大事です。

神経を処置した歯は、痛みを感じにくくなっています。

ある程度まで根充剤と呼ばれるお薬を入れておけば直ぐには神経を処置した歯は痛くならないのですが、それは隙間があっても痛くはなりません。また、根管が空洞でも通常では痛くない事もあります。

さて、こんな隙間に空気が入っていたとします。

天気が悪い(=低気圧)ときは、中に入っている空気は膨張します。

逆に気圧が高いのは、海面上が基準となる1気圧ですので、その下、すなわち水面下です。水の中ですから、いわゆる水圧とよばれるものです。

10mで1気圧分加算されます。海面上は大気圧による1気圧で、そこに1気圧分プラスになるので,水深10mでの水圧は、2気圧に相当するわけです。

地上の倍の圧力がかかるんですね。このような気圧が高い状態では、歯の中の空気は圧縮されます。

不思議と圧縮される場合は、隙間の空気も小さくなるので、隙間は他の滲出液で例えば虫歯ならば、だ液、根管内では、大きなのう胞などの膿がある場合は、浸出液が収縮します。

気圧の変化でお口の中はこの様な状態になるのです。それが痛みを伴うものもありますがなんとなく違和感、またまだ大丈夫。といって違和感もない場合もあります。

気圧の変化に耐えることが出来るような歯の状態を維持するには?

まず 第一には、虫歯があれば虫歯の治療。なるべくなら神経は残しておいた方が良いものです。(きっぱり) もしも、治療した歯の隙間が痛くなったら、レントゲン写真撮影して虫歯の確認。現在では、マイクロスコープという歯科顕微鏡があります。5倍~30倍位まで拡大さらに録画出来る装着があります。(それ以上の拡大録画も出来ますが、暗くなります。)それで確認すれば隙間の虫歯もわかります。また、MTAなどで直接覆罩を使用すれば神経は残せるかもしれません。

ただ、実質欠損といわれている虫歯の場所は、残念ながら最小限に削って詰めておいた方が良いと思います。(これもきっぱり)そこには、気圧の変化に左右される空気が入っている事があるからです。

では、神経を処置した歯はどうでしょう?

根管内は神経組織がなくなって空洞になっています。通常、歯科医院では、何かしら細菌が繁殖しない様な薬(根管治療薬)を入れておきます。でも、根管治療薬と言われている薬は通常は液体です。そのままにしておけばどんな薬でもある程度までは、気圧に耐えられる様にはなっているかとも思います。痛くなくても根管内のお薬は濃度が根管内細菌により少しずつ薄まっていきます。

これは、どんな薬でも同じです。根管内に詰まっている薬の変化は、時間の経過とともに濃度が変わるので、気圧の変化に左右され易くなります。

痛みを感じる感覚受容器は、根尖とよばれる歯の根っこの先っぽにあります。従って単純に根管内に根管治療薬が入っているだけですと、気圧の変化により、漏れ出たり(これは、痛みが出る場合もあります。)するわけです。 漏れ出た滲出液は、感覚受容器を刺激してしまいます。

それが、気圧の変化では左右されるのです。それが、飛行機に乗ると歯が痛くなる、ダイビングすると疼く、などといった症状として出るのです。

では、どうすれば、気圧の変化でも神経を処置した歯が痛くならないのでしょう?

答えは実にシンプルです。

根管内をしっかりと密に根充剤やMTAと呼ばれるお薬で埋めてあげれば良いのです。もちろん隙間がないようにです。さらにそのお薬は液体では無くて固体やコンクリートの様な物です。

その手順について説明します。

まず、準備として治療する歯を、お口の中にいっぱいいる菌と完全に分離させます。ラバーダムというものを用いるのですが、そうですね、建物でいうと工事中の養生シートみたいなものをイメージしてください。これをラバーダム防湿法といいます。

そのラバーダムを使用した上で、根管内の清掃作業をします。細菌が完全にいないキレイな管にしないといけません。暗くて細くて複雑な管の清掃作業、これにはマイクロスコープが必要です。肉眼じゃ見えませんし、完全な清掃はほぼ無理です。

そうして綺麗になった根管の中を、空気、液体が入り込む隙間がないように確実に塞ぎます。それには固体の薬をしっかり埋め込む作業がとても大事なことになります。
こうして根管に隙間なく固体が埋まっていれば、細菌や膿も溜まる事もなく、気圧の変化にも左右されない神経を処置した歯が出来上がります。

神経を処置した歯の治療法をお話しします。

当院では、残念ながら神経を処置せざるを得なかった歯に対して(抜髄根管治療と呼びます。)歯髄、根管内の神経をお薬を使わずに機械的に清掃して除去していきます。空洞になった歯髄腔、根管に薬が入る隙間を作ります。勿論、予め、ある道具で根尖の位置を確認しておきます。特殊な機械を使って根管を拡大します。(根管形成と呼びます。)

ラバーダムから入る作業、これらは全て痛くない麻酔処置をしてから行なう作業ですから、大体60分位かかります。拡大した根管内に次亜塩素酸と生理食塩水でくどい様に細菌を洗い流します。さて、神経を処置した日から2回目、再度、麻酔をしてから、ラバーダム、根管の明示、マイクロスコープでの根管の中の汚れ具合の確認。消毒、ガッターパーチャーと呼ばれる材料で根管内を詰めます。当院では、予めこのガッターパーチャーを温めて柔らかくしております。曲がった根管にも綺麗に入り込みます。更に、根尖部といわれてる所は、複雑に分岐しているといわれています。温めた固体のガッターパーチャーだけでは心配です。そこで、シーラーと呼ばれる固まる液体をこの固体と組み合わせます。これで、根尖の複雑な所まで、薬を入れていくのです。

そうする事で、空気の入らない密な根管治療が出来る事になります。

抜髄根管と呼ばれる神経を処置した歯の治療法はこんな感じです。

では、最も複雑な感染根管についてです。つまり、既に何かしらの薬が入っているのですが、さらに、空洞もある場合です。これは、成功率も下がり通常は難しい治療です。
現在では、MTAと呼ばれる無機質の材料が革命的良好な成果をあげていますが、大事なのは、感染物を完全に除去するという作業です。具体的には、マイクロスコープなどの拡大機器で根管内に見える汚れを徹底的にキレイにしていきます。
根管内がきれいになれば、感染源がなくなる訳ですから治療としては、成功です。
肉眼やルーペの治療では、感染源が残っているかどうかは、見えないので分かりません。(これは、現実です。)
悪い部分が見えれば、当然治せる可能性はかなり高くなります。
治療の成功率が上がります。

これら根の痛みから解放されるのを私達、歯医者は、望んでいます。
マイクロスコープでの見える根の治療(マイクロエンド)ならび、MTAを使用しての根充法は、保険適応になっていません。
従って、被せる材料が全て自由診療になってします。
費用はかかりますが、本当に確実な治療法です。


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