麻酔の注射がそもそも痛い!

麻酔は手術などの治療時の痛み和らげる目的で使われます。しかし、その麻酔の注射がすごく痛いと感じたことのある方はとても多いと思います。

痛みを感じさせないためのテクニックと工夫

麻酔の痛みには大きく分けて「刺痛」と「圧痛」の2種類あります。「刺痛」は文字通りチクっとした刺す痛み、「圧痛」とは麻酔液が注入される時の痛みです。 当院では、医院独自の表面麻酔をしてから麻酔をしています。針が入った瞬間、大抵の方は気づきません。最近は多くの医院が電動麻酔(歯科麻酔用電動注射器)を用いていますが、当院は手で行ないます。肌、骨の硬さや質感はひとりとして同じ人はいません。そして手の感触は、機械に勝ります。経験とテクニックは、機械に負けません。限られた時間で数多くの治療をこなさなければいけない場合は機械に頼るのは効率の面からすれば当然でしょう。しかし、当院は完全予約制ですので、おひとりおひとり時間を十分にとれます。 「圧痛」対策の一つにとして、麻酔の液をあらかじめ人間の体温と同じく温めておきます。これは薬の効果を高めるだけでなく、痛みを感じにくくします。

痛くない抜歯

痛くない抜歯治療なんて、信じてもらえないと思います。 でも実際にあります。 歯を抜くというとペンチみたいなゴツい器具で挟んで抜くと思われる方が大半でしょう。ましてや奥歯なんてどうやって抜くの?口を大きく開けたところで・・・とくに歯を抜いた経験がない人なら想像つかないですよね。 抜歯にはテコの原理を利用するのです。左の画像のような器具を使います。へーベルまたはエレベーターと言います。 詳しくはブログに記事を書きましたのでご覧下さい。 ▸ 親不知と痛くない抜歯

MTAを使って神経を残す治療

痛みをとるために歯を抜いてしまうケースは多いわけですが、それは神経そのものを抜くという強引な解決策です。歯はできるかぎり残すべきですが、その本質は歯の神経を残してあげるということなのです。 歯の神経を残したまま完全な治療をする。とても難しいのですが、それを可能にするのがMTAです。 MTA(mineral trioxide aggregate)は、アメリカのロマリンダ大学で1990年から根に穴が開いてしまった時の封鎖材または、大きな膿の袋を持った歯の治療材として開発が進められました。1998年にProRoot MTAとして、始めて製品化された無機生体材料です。(要は、有害な物ではない、薬などの耐性菌の問題もありません。)このMTAの組成の概略は、ポルトランドセメントを歯科用に改変したものであり、これに造影剤を添加された水硬性セメントです。 治療したのに痛む、再発・・・マイクロスコープによる精密な治療プラス最先端のMTAの使用により、ハイレベルな痛みのない治療を当院では実現しています。(MTAは保険適応外ですので自由診療での治療となります) ▸ 3MIX-MP法を使わずMTA 治療を行う理由

つらい治療後の痛み…もちろんケアします。

麻酔が効いたら、それぞれの処置に入りますが、処置後も麻酔部位の痛みがでるのを防ぐために当医院独自のお薬を使います。 麻酔自体が痛くないということは、患者さんにとって、うれしいことだと思います。そして歯の治療への恐怖心もきっと薄れることでしょう。 歯の治療に対して多くの方がもっている恐怖心は「痛み」が原因だと思います。幼いころに受けた痛い治療がトラウマになっている方もいらっしゃることでしょう。是非とも、痛くない治療を受けてほしい、心からそう願っています。 ▸ むし歯の治療費用例 ▸ 歯周病の治療費用例