「歯の神経を抜く」と言われたあなたへ。諦めないでください!

歯の神経は抜いてはいけません!!

「虫歯が深いので、神経を抜きましょう」

こう言われたとき、あなたはどう感じましたか?
「仕方ないか...」と諦めていませんか?

待ってください。その判断、本当に正しいですか?

歯の神経を抜くということは、想像以上に深刻な問題です。「抜いても差し歯にすればいいでしょ」なんて、気軽に考えてはいけません。神経を抜いた瞬間から、あなたの歯は確実に寿命へのカウントダウンを始めるのです。

なぜ神経を抜いてはいけないのか?
恐ろしい「悪循環」とは

神経を抜いた歯は、栄養が届かなくなり枯れ木のようにもろくなります。そして、数年後には割れてしまい、抜歯へ。すると隣の歯に負担がかかり、その歯もダメになる。こうしてどんどん歯が失われていく悪循環が始まるのです。

実際のデータを見てください。神経のある歯は適切なケアで一生使えます。でも神経を抜いた歯の寿命は平均5〜30年。約10年も短くなるのです。

30代で神経を抜けば、50代で歯を失います。40代なら60代。人生100年時代、残りの人生の大半を、歯のない状態で過ごすことになるんです。

神経を抜いた後の根管治療の成功率:91.4%と18.1%の決定的な差

神経を抜いた後は、根管治療が必要になります。しかし、この根管治療の成功率は、治療の精度と被せ物の精度の組み合わせによって大きく異なります。

アメリカの統計データによると、根管治療の精度が低く、被せ物が保険診療の場合、成功率は約18.1%というデータがあります1

一方、根管治療の精度が高く、被せ物が自費診療の場合、成功率は91.4%まで跳ね上がります1

この差は、約5倍です。

つまり、神経を抜いてしまった後でも、治療の精度と被せ物の質を選ぶだけで、あなたの歯が残る確率が5倍になるということです。

なお、根管治療の精度が中程度で被せ物が自費診療の場合の成功率は67.6%、根管治療の精度が高く被せ物が保険診療の場合の成功率は44.1%と報告されています1

しかし、神経を抜いてしまった時点で、歯の寿命は確実に短くなります。だからこそ、神経を抜く前に、神経を残す可能性を最後まで探ることが重要なのです。

参考データ:
1. 代官山アドレス歯科クリニック「根管治療の成功率について」
2. イサオ歯科クリニック「根管治療の成功率」
3. 岡野歯科医院「根管治療の成功率」

「神経を抜くしかない」本当ですか?
実は残せるケースが多いんです

多くの患者さんが、他の歯科医院で「神経を抜くしかない」と言われて当院を訪れます。でも、精密に診断すると、約7割の方は神経を残せる可能性があるんです。

なぜこんな差が生まれるのか?答えは簡単です。マイクロスコープがあるかないか。これだけです。

肉眼では見えない世界があります。虫歯と健康な歯の境目、神経までの距離、わずか0.1mmの差。この「見えない世界」が見えるかどうかで、診断が180度変わるんです。

【ケース1】田中さん(仮名 - 40代): 「他院で『抜歯』と言われた歯が、今も元気に機能しています」

田中さん(仮名 - 40代)は左下の奥歯が痛くて、近所の歯医者に行きました。そこで告げられたのは「虫歯が深すぎます。神経を抜いて、それでもダメなら抜歯ですね」という言葉でした。

実は田中さん、10年前に別の歯で神経を抜いたことがあったんです。その歯は5年後に割れて、結局抜歯になりました。「また同じことになるのか...まだ40代なのに」と絶望的な気持ちで、藁にもすがる思いで当院を訪れました。

診断してみると、確かに虫歯は深い。でも、マイクロスコープで20倍に拡大して見ると、神経はまだ生きていました。「残せます」そう伝えたとき、田中さんの目に涙が浮かんでいたのを今でも覚えています。

治療は90分かかりました。マイクロスコープで拡大しながら、虫歯だけをミクロン単位で削っていきます。神経が露出しましたが、MTAセメントという特殊な材料で保護しました。

「先生、本当に痛くなかったです。前回の治療とは全然違いました」

治療後の田中さんの言葉です。そして2年経った今も、その歯は何の問題もなく機能しています。定期検診のたびに「あのとき諦めなくて本当に良かった」と笑顔で話してくださいます。

【ケース2】佐藤さん(仮名 - 30代): 「『痛くて眠れない』状態からでも、神経を残せました」

佐藤さん(仮名 - 30代)のケースは、もっと切迫していました。

「夜も痛くて眠れないんです。もう神経を抜くしかないんですよね...」

そう言いながら来院された佐藤さん。過去に神経を抜いた経験があり、そのときの痛みがトラウマになっていました。「また同じ痛みを経験するのか」と恐怖で震えていました。

診断すると、虫歯は神経ギリギリまで達していました。でも、まだ可逆性の炎症段階。つまり、まだ間に合う状態でした。

「佐藤さん、まだ神経を残せる可能性があります。試してみませんか?」

治療では、まず徹底的に麻酔をしました。マイクロスコープで痛点を避けて注射したので「え?もう打ったんですか?」と驚かれるほど。

虫歯の除去は、まるで宝石を磨くような繊細な作業でした。虫歯検知液で感染部分だけをピンク色に染め、その部分だけを慎重に削る。健康な歯質は1ミクロンたりとも無駄にしません。

露出した神経部分は、MTAセメントで完全に封鎖しました。このMTA、pH12の強アルカリ性で細菌を殺菌し、さらに新しい象牙質の形成を促すんです。

治療直後は「少しジーンとします」と佐藤さん。でも3日後には「嘘みたいに楽になりました!」と連絡をくださいました。

2週間後の検診では、痛みは完全に消失。「神経が生きています」と伝えたとき、佐藤さんは「本当に...本当に良かった」と涙を流されました。

それから1年半。佐藤さんの歯は今も健康です。「あのとき先生を信じて良かった。人生が変わりました」という言葉が、私たちの何よりの報酬です。

マイクロスコープとMTA、この2つが「奇跡」を起こします

マイクロスコープは肉眼の20倍の視野で見えます。でも、見えるだけでは不十分です。そこで登場するのがMTAセメントです。

MTAは1993年にアメリカで開発された革命的な材料。日本では2007年から使用が始まりました。その特徴は驚異的です。

MTAセメントの4つの特徴

・強力な殺菌作用:pH12で細菌を無力化
・湿潤環境でも硬化:血液があっても問題なし
・膨張硬化:隙間を完全に封鎖
・組織再生促進:新しい象牙質を作る

この2つの技術を組み合わせた神経保存治療の成功率は、90%以上です。

でも、正直に言います。
すべての歯で神経を残せるわけではありません

以下のような場合は、残念ながら神経保存は困難です。

・何もしなくても激痛がある
・夜も眠れないほどの痛みが数日続いている
・既に神経が死んでいる
・歯根の先に大きな膿の袋がある

こういう状態になる前に、ぜひ来てほしいんです。

【ケース3】鈴木さん(仮名 - 50代): 「『後悔しています』過去に神経を抜いた決意」

鈴木さん(仮名 - 50代)は、10年前に左下の奥歯の神経を抜きました。その歯は5年後に割れて抜歯。「あのとき神経を残せていれば...」と深く後悔していました。

そして今回、右上の奥歯に虫歯が見つかりました。他院で「神経を抜きましょう」と言われましたが、鈴木さんは「二度と同じ過ちは繰り返さない」と決意し、当院を訪れました。

「先生、費用がいくらかかっても構いません。神経を残したいんです。前回の失敗で、神経がどれだけ大切か身をもって知りましたから」

鈴木さんの言葉には、強い覚悟がありました。

診断の結果、神経保存の良い適応でした。治療は順調に進み、マイクロスコープで虫歯だけを精密に除去。MTAセメントで保護し、最終的にはセラミッククラウンで補強しました。

3年経った今、鈴木さんの歯は完璧に機能しています。

「前回抜いた歯の場所には、40万円かけてインプラントを入れました。でも自分の歯には勝てません。今回、神経を残せたこの歯は、何物にも代えがたい宝物です」

定期検診のたびに、鈴木さんはこう語ってくださいます。

「保険がきかないから高い」と思っていませんか?
長期的に見れば、実は一番安いんです

確かに、MTA治療は保険適用外です。当院では5〜10万円の費用がかかります。

でも考えてみてください。神経を抜いて、数年後に抜歯になったら?インプラントは1本30〜50万円。入れ歯やブリッジも必要になります。そして隣の歯もダメになっていく...

生涯の歯科治療費を計算すると、神経を残すことが最も経済的なんです。

私がおすすめしたいこと

1. 「神経を抜く」と言われたら、セカンドオピニオンを受けてください

他の歯科医院で診断されても、諦めないでください。当院では、無料で相談を受け付けています。マイクロスコープで精密診断し、本当に神経を残せないのか、正直にお伝えします。

2. 定期検診を受けてください

虫歯が小さいうちに見つければ、神経を抜く事態にはなりません。予防に勝る治療はありません。3〜6ヶ月ごとの定期検診で、あなたの歯を守れます。

3. ぜひ一度ご相談ください

「神経を抜く」と診断されているなら、1日でも早くご相談ください。時間が経つほど、炎症は進みます。

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最後に、私からのメッセージ

歯科医師として、一番悲しいのは「もっと早く来てくれていれば」というケースです。

神経を抜いた後で「残せませんでしたか?」と聞かれても、時間は戻せません。でも、抜く前なら、可能性があります。

あなたの歯の神経は、あなただけのかけがえのない財産です。一度失えば、二度と戻りません。

「神経を抜く」その決断をする前に、ぜひ一度、ご相談ください。

あなたの歯を守るために、私たちができることがあります。

当院情報

・診療時間: 平日9:00-18:00 / 土曜9:00-17:00
・休診日: 日曜・祝日
・マイクロスコープ完備
・セカンドオピニオン歓迎

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あなたとお会いできる日を、心よりお待ちしております。

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