歯科で麻酔をした後が痛くなるのは何故 ?

当院では、痛くない麻酔をするために、先ず表面麻酔を患部に貼ります。
その、表面麻酔は、実は歯科の材料ではなく、医科で使われる物を使用しています。(薬事法では、認められていますが、材料代は、悲しいながら自院負担です。)

注射麻酔の前にその表面麻酔薬をはり、ある程度時間をおいた後に皮膚に針をさす角度を気にしながら、麻酔をする様にしています。
麻酔薬は、
通常の歯科用の麻酔薬を使います。

が、麻酔の針は、すこぶる細い針を使用しています。

麻酔時は、痛くないのですが、麻酔した部位が麻酔が切れた後、痛くなる場合があります。

非常に不快ですよね。

原因は、注射麻酔した部位が細菌感染、炎症を起こしたのと組織が麻酔の液で炎症を起こしたと考えられます。

お口の中には、数多くの細菌が存在し、口腔内の環境を保っています。
細い針とはいえ、粘膜を傷つけるのは事実です。要は、針を刺した部位が口腔内の細菌により感染してしまうわけです。

腫れあがる事は、感覚のみで少ないのですが、ただれてしまったり、場合により、粘膜がじくじく潰瘍状になる事もあるようです。
では、どうしたら麻酔が切れた後、麻酔した部位が痛くなく出来るのでしょうか?

麻酔した部位は、注射したため、針の傷が残ります。
また、麻酔液は、注射した部位から周りの組織に回っていきます。
麻酔液は、強い酸性です。組織にもダメージを与えます。

麻酔、治療した部位の術後の痛みの除去。
次のような具体的な方法があります。

1、口腔内の細菌の環境を整える。
  つまり、先ずお口の中の痛くなる細菌、つまりは化膿する細菌を除去します。
  簡単に言うと、クリーニングですね。そうすれば、麻酔した部位の痛みが出なくな
  る場合が多い気がします。麻酔の液の組織に対する炎症反応は残りますが。

2、化学的に麻酔した部位の炎症を抑えるため、鎮痛消炎剤を飲んでしまう。
  (保険診療では、あまり認められていないのですが、対応は可能です。具体的には
   ロキソニンなどの消炎剤を服用します。)

3、麻酔した部位に感染を抑えるため、特殊な薬を塗る。
  (残念ですが、海外から輸入している医薬品ですので、薬事法では認可されていま
   すが、適応症ではない為、診療行為そのものが自由診療になってしまいます。)
   この治療法では、ダメージを受けた組織も回復します。
4、乳酸菌(ロイテリ菌)を用いて 

これらを、使い分ける事によって、麻酔した部位が痛くならなくなる筈ですが、勿論、
例外もあります。

頻繁に、麻酔した部位が痛くなる患者さんには、通常の麻酔薬とは、少し性質が違う歯科用の麻酔薬を選択する場合もありますが、通常の麻酔薬よりは、麻酔が切れるのが早くなります。

大方、あくまでも針を刺した傷、組織の損傷が起こした訳ですので、時間が経てば段々と治ってくると思います。
そういう面では、麻酔をしないで済む治療が、お勧めです。(なかなか難しいですが。)

麻酔の痕が痛い場合は、速やかに担当した歯医者さんにその旨を次回の治療の際に申し出てください。

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世田谷区の松原(明大前~下高井戸エリア)で高倉歯科マインドクリニックを平成元年に開業しました。マインドというのは、患者さんの気持ちに応えられる治療ができる医者でありたいという強い思いを込めています。 歯の健康と一本でも多くの歯を残していただくために、最新の治療を積極的に取り入れ、最新の治療が最良の治療であるべきです。 歯でお悩みの方がいたら一人でも多く助けてあげたい、地域医療へ貢献したい、そして、「かかりつけの歯医者さん」として患者さんに選んでいただけるよう、日々診療に励んでおります。

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