歯磨き粉は必要?歯科医師による歯の磨き方

誰も教えてくれない歯磨きのウソほんと

歯の磨き方は、人それぞれです。

おそらく、強くゴシゴシ磨けば良いであろう、とお思いの方が多いことでしょう。

実は・・・歯科医師である私も、昔はそう思っていました。

でも、実は強く磨くことはNGなのです!

強く磨きすぎるとは大事な歯が削れてしまうのです。歯ブラシ・歯磨き粉だけではなかなか汚れが落ちないことも多いので歯が削れることは想像しにくいと思いますが、はい、削れます。歯が削れてしまうと大きな溝が出来、その溝は、やがて亀裂になっていきます。これでは、良い磨き方どころか歯にとって悪い磨き方です。

歯の良い磨き方とはどんな磨き方?

残念ながら、正しい歯の磨き方はコレ!といった正しい方法は、ありません。

その理由は、歯並びやお口の中の大きさなどが、みんな様々なので、ないと言わざるえません。人間の数だけ、その人に適した歯の磨き方があります。ですから、私の歯科医院では、患者さん担当の歯科衛生士が、患者さんのお口の状態に合わせた歯磨き指導を行っています。

正しい磨き方はなくても、歯磨きをする上で大切なポイントはあります。

なるべく、長い時間をかけて、歯ブラシをお口の中に入れていること、これは大切です。

口の中に歯ブラシが長い時間あることで唾液がたくさん出ます。そして磨くことに関しても大体全部の歯に当たるように細かく磨くためにはどうしても時間が必要です。

また、歯と歯の間は、どうしてもくっついているので、デンタルフロスという糸が必要になります。歯ブラシとフロスで、約15分位していると、まあ磨けている、という実感が湧くはずです。

ですが15分は長いです。

そこまで時間かけて磨いている方は、ほとんどいないはずです。

そこで、近年流行っている電動歯ブラシで歯みがきを使用するという手もあります。最近の電動歯ブラシはお口の中に入れるブラシの大きさが小さいものも選べる様になり、大変使いやすくなっています。さらに音波振動で汚れが取れる様になり、重さも昔に比べて軽くなりました。勿論、防水、お風呂に落としても大丈夫です。歯に当てるだけで、自動で往復運動してくれる製品も出ています。さらには、スイッチに切り替えて、色々な回転調節が出来る様にまでなりました。

当院でお薦めしている電動歯ブラシの基準は、

  1. ブラシのヘッドの向きの調整できる。
  2. ブラシの重さが軽いこと。
  3. 防水、耐久性に優れている。
  4. 回転、振動の調節が出来る。
  5. 往復運動機能の搭載。

つまようじでシーハーすることについて

ここで、一言。つまようじは、お勧めは出来ないです。つまようじを使うと大きな汚れは取れる感じがしますが、小さな汚れを歯肉の中に入れてしまう事があります。

一般的な普通の歯ブラシについて

さて、では従来の歯ブラシは、どうでしょう。

歯ブラシのヘッドの大きさは下顎の前歯4本の横幅分と言われています。
子供さん達にも、それぞれ下顎の前歯4本の横幅分の歯ブラシを使う事をお薦めしています。

昔、海外から歯ブラシを買って来てくれた患者さんがいたのですが、その歯ブラシはとても大きなものでした。歯ブラシの毛がついている部分だけでも、5センチ位、当然お口の中には全部は入りません。つまり,なるべく毛のついた部分を大きくして短時間で磨こうとしたアイデア商品なのでしょう。その頃の日本での歯ブラシ事情は、ちょっと海外とは逆で、なるべく磨きやすいように、小さいものをお勧めしていました。

実際に、私も使ってみましたが、小さいのは確かに細かく磨けるのですが、磨いた実感というものが、歯ブラシが小さいと感じにくくなる様な、気がします。

では、ここで、マイ歯ブラシ。私は、今までずっとバトラーの#211を使っています。でも、私も歯科医師、当然のことながら本当に色々な歯ブラシを使いました。勿論電動歯ブラシもです。電動歯ブラシは、昔は、充電時間の長さが短かったり、重さが重すぎて疲れてしまったり、長い時間磨いていることが出来ませんでした。今は改良されてよりよいものが出てきていますが、やはりバトラーの#211を超えるものには出会えておりません。

高倉歯科マインドクリニックの院長推薦の歯ブラシはバトラーの#211

この歯ブラシの逸品といえるバトラー#211を、ぜひ、おためしください。

大きなスーパーやドラッグストア、アマゾンなどの通販、どこでも手軽に買えるはずです。

歯科医師として自信をもってオススメできる歯磨き粉

私は、使いません(きっぱり)

全て自分の口にあるだ液のみで磨きます。歯磨き粉には、余分な研磨剤が含まれて要る為、歯が削れてしまいます。また、発泡剤といわれている泡も出る為、なんか、うがいをしなければ、汚い感じがします。

私は、なるべくならそのまま飲む様にする時もありますが、最初に、歯ブラシをちょっと水で濡らしてからお口の中へ。後は、そのまま磨き続けるのです。たまったつばは、やはり出した方が良いでしょう。
(ちょっと汚いかもですが。もともとお口の中にあった汚れですので、理論上は多少飲んでも大丈夫だと思われます。)

勿論、歯科医師でも虫歯になります。でも、しっかりと磨けば虫歯の進行を食い止められます。

だからこそ歯ブラシは必要です。歯磨き粉はいりません。大切なのは磨き方。歯の磨き方は、プロに習うのがベストです。予防歯科にかよって定期健診と合わせて歯の磨き方を学びましょう。定期的に通うことで、磨き方の癖などもわかります。気をつけるべきポイントがはっきりするので効果的なのです。

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世田谷区の松原(明大前~下高井戸エリア)で高倉歯科マインドクリニックを平成元年に開業しました。マインドというのは、患者さんの気持ちに応える医者でありたいという強い思いを込めています。 歯でお悩みの方がいたら一人でも多く助けてあげたい、地域医療へ貢献したい、そして、日本一の「街の歯医者さん」になるために日々診療にはげんでおります。

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